MATSUKAWAYA
HISTORY
先代六代目、心のこもった接客
この長い歴史の中で、特に六代目である高畑勝夫妻の時代を振り返ります。
高畑勝とその妻である和子の達者な話術と人柄の良さで、
店は常に活気に満ちあふれ多くの人々で賑わいました。
しかし、その賑わいの裏には、勝の抱える苦悩と絶え間ない
挑戦が隠されていました。
100年以上の長い歴史を誇る着物一覧
1948
新しい地での挑戦
遡ること200年以上前のこと、二代目高畑吉次郎が滋賀県長浜で呉服問屋を設立し、呉服業界へと進出しました。
勝は、五代目まで受け継がれた長浜での歴史を大阪の上本町に移すという
新天地での挑戦をしたのです。
新しい地で一から築き上げることは容易ではなく、苦節10年の長く厳しい試練となったのです。
伝統と誇りを絶やさない着物一覧
1997
夢を紡ぐ、達成への道のり
そんな厳しい時期を乗り越え、まつかわやに光が差し始めました。
1997年には、大阪府優良店舗知事賞を受賞。2000年代に入り間もなく売上目標大幅達成。
さらに、日本で初めて着物のネット販売に挑戦し、
楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー新人賞を受賞するなどの成果を成し遂げたのです。
これらは、勝と息子である七代目高畑佳幸の努力の証なのです。
受賞歴のある名作家が手がけた着物一覧
しかし、その成功の背景には、さらに深い物語があります。2010
絆を強くする、受け継がれる信頼
それは、代々受け継ぎ今もなお続く現金買いでの仕入れにあります。
着物は「高級品」として扱われてしまいますが、まつかわやは独自の仕入れ戦略で
このイメージを覆しました。
さらには、長年にわたり生まれる問屋との信頼関係が、「日本一安く高級着物を提供する」という信念を今なお果たし続けられている基盤となっているのです。
「大呉服祭」にて新作着物を初お披露目
2022
世代を超えて紡がれる、家族の絆
そして今、私たち八代目兄弟が先代の意志を継いでいます。
歴代からのバトンを受け継ぎ、この令和という時代の中で新たな形を取り入れながら、 日々皆様と共に邁進しております。
「まつかわや」の歴史は、ただの商売の物語ではなく、世代を超えた深い絆の物語です。
先代から培われた物語は、私たち八代目だけでなく、これからも続く未来の世代にまで 語り継がれていくでしょう。
親から子へ世代を超えて受け継がれる振袖
八代目を襲名する兄弟が紡いでいく今後のまつかわや